【巨人・今日は何の日】「北陸の乱」長嶋監督も参加の大乱闘 1993年6月8日ヤクルト戦
◆ 巨人0―9 ヤクルト(1993年6月8日・富山市民)
巨人の歴史をひもとく「今日は何の日」。1993年6月8日は、富山市民球場のヤクルト戦で本塁クロスプレーをきっかけに両軍ナイン総出の大乱闘が勃発しました。両軍から退場者が出るなど、熱気と殺気に包まれた「北陸の乱」を振り返ります。
球場に殺気が充満した。初回2死、先発・宮本のヤクルト・古田への死球で不穏なムードが漂った。直後、広沢克の二塁打で本塁を狙った古田はタッチアウト。しかし、捕手・吉原が古田の背中に左肘でダメ押ししたのが、両軍の闘魂に火をつけた。ヤクルトの次打者ハウエルが顔を真っ赤にして激高。にらみ合う2人を中心に、プロレスばりの大バトルが展開した。
川相が跳び蹴りをかまし、中畑コーチがハウエルをヘッドロックして引きずり倒した。長嶋監督がハドラーの首根っこをつかまえた。敵将・野村監督も乱闘の輪に駆けつけた。中断は13分間に及び、吉原とハウエルが退場処分を受けた。
試合はヤクルトの大勝で終わったが「何で宮本に警告をしないんや。明らかに危険球やろ」と野村監督のぼやきが止まらない。一方、「審判団はいいジャッジじゃないでしょうか。けんか両成敗ということで…」とミスター。試合後にはファン同士の取っ組み合いも起こり、富山の夜はいつまでも熱かった。
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